がうる・ぐらの卒業から見えるカバーの体質と今後の株価について
世界1位の人気を誇る「ホロライブ English」の『がうる・ぐら』さんの卒業を受け、本日、運営会社であるカバー株式会社の株価は急落した模様
カバーの株価は前日比239円安で終値2127円と大幅下落
今回は、カバーの株価が順調に伸びていくためには、企業体質の改善が必須と考えられる理由をポストします
人気メンバーの卒業というビックニュースを受け、一時的に値下がりしただけで、すぐに回復するのでは?という見方もあるが、はたしてそうだろうか?
私は、カバーについて、企業体質に改善すべき課題があり、課題解決無くして、株価の安定成長は実現しないと考えている
株価下落リスクが続くと考えられる理由
カバーは、VTuber事務所の先駆けとして、世界の多くの人に幸せを提供し、急成長を遂げてきた
ただ、急拡大する中で、下請け会社やタレントさんを大切にするという配慮が不足する事態に陥っている可能性が高い
それは、2024年10月25日、公正取引委員会からカバーに是正勧告が出された事案からも読み取れる
勧告の内容は、『234回にわたって下請けのクリエーターらに作業のやり直しを無償でさせる』という「下請け法違反」が認定されたことによるものであった
さらに、ホロライブから卒業したタレントについて、卒業理由を見てみると「会社との方向性の違い」や「体調不良」が多い
『がうる・ぐら』さんについても、本日、ご本人が発表した卒業理由は「会社との方向性の違い」であった
多用されるこの卒業理由。その真意について、多くを語るタレントさんはいない
ただ、「そこにいても、自分が求める幸せは得られない」というメッセージであることは間違いない
急成長での忙しさを理由に、関係先や関係者への対応が疎かになると、それを察した相手は、すべからく離れていくものである
カバーのキャッチフレーズは「つくろう。世界が愛するカルチャーを」
世界に愛されるためには、まずは自分から他者を愛し、誠実に関わっていくことが必要である
カバーが作り出す世界に心惹かれるファンの一人として、今は特に、成長性よりもヒトを大切にすることに意識を向けてもらえることを切に願う
『人は城、人は石垣、人は堀、情けは味方、仇は敵なり』これは、戦国の名将武田信玄が残した言葉
自他に関わらず人を大切にすることで、利益も株価もついてくるはずである
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