有望な高配当銘柄を見つけたいけど、どうやって銘柄を見つけたらいいか分からない・・
減配リスクの低い銘柄を選びたいけど、何を確認すればいいんだろう・・
個別株投資を始めた人にとって、とても悩ましい問題だと思います
今回は、私が投資本から学び実際に活用している『高配当株を見つける時にチェックする5つのポイント』について紹介したいと思います
今日紹介する内容は、誰でも利用できるサイト『株たん』『みんかぶ』や会社四季報でも簡単に確認することができて便利だと思います🥰
高配当株を見つける時のポイント5つ
さっそく5つのポイントを紹介!
①自己資本比率が60%以上か(業種が不動産の場合20%以上か)
②業績(売上高&営業利益)が毎年伸びているか
③自己資本利益率(ROE)が10%以上か
④配当利回りが3.5%以上あるか。減配回数が多くないか
⑤ネットキャッシュ(現金同等物−有利子負債)はプラスか?(無借金状態か?)
5つのポイントを確認する方法について
まず、雑誌版の会社四季報をパラパラめくり、①~⑤の条件を満たす銘柄を探します
次に、『株たん』『みんかぶ』を使って最新の株価&利回りをチェックします(株価によって配当利回りが上下するため)
上記2つの手順で①~⑤の条件を満たす企業をリストアップしておきます
この段階で『かなり有望では!?』と思える銘柄は少し打診買いし、その後の株価動向を確認していきます
もっと深堀りして調べたい時は・・
有望銘柄を見つけた後に、会社のホームページで『どんなサービスを提供して利益を得ているのか?』を調べたり、Youtube等で会社が公表している決算動画を見て『営業成績の見通しは良いか?』『今後も成長していけそうか?』を確認すると、さらにその企業について詳しくなれるのでオススメです!
投資候補の銘側を見つけたあとにすること
実体験に勝るもの無し!!
ということで、その会社の商品を実際に自分で使ってみたり、店舗に行って人気の度合いを確認し、『今後も成長していきそう』と感じるなら、その銘柄に本格的に投資していく、という方法も有効かと思います
5つのポイントをチェックすべき理由について
以下で、5つのポイントを確認した方が良いと思う理由について説明します
①自己資本比率が60%以上か(業種が不動産の場合20%以上か)
自己資本比率とは、その会社の財務の健全性を示す指標の一つです
その会社が、多額の借金を抱え危ない経営状態なのか、それとも資金に余裕があるのかをチェックするうえでのポイントとなります
自己資本比率は、『株主からの出資』や『過去の利益』など、万が一会社が倒産しても返済する必要がない資本(自己資本)が多いほどパーセントが高くなります
自己資本比率60%以上(不動産業は20%以上)の場合は、資金難で急に倒産・・といったリスクは低いと考えられます
ちなみに、不動産業の場合は、土地や建物開発のため借金し、それを元手に開発を行った後、販売等して利益を得ていくというお金の流れになることが多いため、自己資本比率が低くなる傾向にあります
②業績(売上高&営業利益)が毎年伸びているか
通常、その年に会社が得た利益の一部について、出資者(株主)への還元として配当金が分配されます
売上高とは、会社が商品・サービスを販売した際に得られる総収入を指します
営業利益とは、本業の営業活動を行うことによって得た利益を指します
会社が高配当の維持や、将来的に増配していくためには、本業でしっかり稼ぐ力が重要です
本業で稼ぐ力が毎年伸びている会社であれば、将来的な減配リスク(配当額が減るリスク)も少ないと考えられます
③自己資本利益率(ROE)が10%以上か
ROE(自己資本利益率)とは、企業が株主からの出資(返済する必要がない資産)を使って、どれだけの利益を上げたかを示す指標です
ROEは、英語の「Return On Equity」の略語で、パーセンテージが大きいほど、自己資本を上手く使って利益を得ることができている(収益性が高い)となります
様々な投資本でも取り上げられていますが、10%以上であれば収益性が高いと言われています
収益性が高い=稼ぐ力が強いということなので、高配当維持や将来的な増配も期待できると考えられます
④配当利回りが3.5%以上か?減配回数が多くないか?
配当利回りの計算方法は以下のとおりです
配当利回り(%)= 1株あたりの年間配当金額 ÷ 株価(1株の購入金額) × 100
日本株については、年間の配当利回りが3.5%以上あれば高配当の部類に入ると言われています
※経営状態が悪く株価が下がっているような会社の場合、配当利回りが高く見えてしまう点は要注意です!(分母(株価)の値が小さくなるほど、配当利回りは高く見えてしまう)
一時的に利回り3.5%を超えている会社でも、頻繁に減配(配当額を減らすこと)を行っている会社などは、今後も減配リスクが高いので注意が必要です
⑤ネットキャッシュ(現金同等物−有利子負債)はプラスか?(無借金状態か?)
これについては、会社四季報で確認するのが楽だと思います
現金同等物とは、容易に換金できる(短期間で現金に変えることができる)資産です
有利子負債とは、利息を付けて返さなければならない負債のことです
『現金等同等物 - 有利子負債 = 会社の資金力(リッチさの証)』となります
現金同等物の残高が、有利子負債よりも多ければ多いほど、無借金でリッチ(お金持ち)な経営ができているという目安になります
資金力が大きい(お金持ち)ということは、将来的に『自社株買い』や『増配』で株主還元してくれるという期待も持てるので、投資家としても安心して長期保有することができるといえます
以上5つのポイントをクリアする銘柄については、急激な倒産(投資資産がパーになる)リスクも低く、株の長期保有に向いており、将来的に増配も期待できる有望銘柄と判断できるのでは、と思います
長くなりましたが、最後までご愛読ありがとうございました!!
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