【日本株・全売却】(202A)豆蔵デジタルホールディングス 25年3月期の好決算と次期の低成長見込みについて

【情報・通信】

今日のポイント

豆蔵デジタルHDが発表した2025年3月期(以下「当期」)の決算は、

✔️当期は、売上高が対前期比+10.1%で安定した伸び、営業利益は同+15.1%と高成長達成!

✔️一方で、26年3月期(次期)は、会社予想で営業利益が25年3月期比で+3.5%、純利益は+0.9%と低成長が想定される

という内容でした

個人的にはとても残念ですが、次期の低成長想定を踏まえ、保有株(500株、計約67万円)を、一旦、全売却しました(1万4千円の薄利で利確)

以下で、決算内容の中身を分解し確認していきます!

2025年3月期の経営成績

2025年3月期の豆蔵デジタルHDの経営成績

✔️売上高は105.5億円で前期比+10.1%の安定成長

✔️営業利益は20.7億円で前期比+15.1%の高成長!

✔️売上高営業利益率は19.6%で、高い利益率をキープ(前期は営業利益率18.8%)

以上のとおり、当期の決算内容はとても優秀という印象だった

続いて、サービス区分ごとの経営成績をチェック

サービス区分

同社事業は、以下の4本柱となっている

(引用:2025年3月期 決算短信

Screenshot

サービス区分ごとの経営成績

クラウドコンサルティング
【サービス内容】
顧客企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)の内製化サポート等
【営業成績】
売上高   :3,557百万円(前年度比2.2%増)
売上総利益 :1,239百万円(同年度比2.6%増)

クラウドコンサルティングの成長率は2%程度で、成長率は高くない印象

AIコンサルティング
【サービス内容】
企業におけるAI活用を多角的に支援。DX推進やAI人材育成に向けた研修プログラムの提供、業務改革・プロセス改善におけるAI技術の活用支援、機械学習モデルの開発
【営業成績】
売上高   :787百万円(前年度比7.1%増)
売上総利益 :286百万円(前年度比4.4%減)

AIコンサルティングは、売上高は伸びたものの利益は前年度比でマイナス

AIロボティクス・エンジニアリング
【サービス内容】
ロボット導入による自動化の開発支援サービス、自動車分野におけるコンサルティングや教育(ソフトウェアの内製化に向けた人材育成および開発支援)など
【営業成績】
売上高   :1,881百万円(前年度比29.5%増)
売上総利益 :607百万円(年度比21.9%増)

AIロボティクス・エンジニアリングは売上高・利益ともに高成長を達成!

モビリティ・オートメーション
【サービス内容】
車載システムの企画コンサルティングや開発支援、自動車業界・船舶 業界向けの製品開発支援
【営業成績】
売上高   :4,325百万円(前年度比10.4%増)
売上総利益 :1,402百万円(前年度比19.4%増増)

モビリティ・オートメーションの分野は、売上高が安定成長、利益は高成長を達成!付加価値の高いサービス提供が利益の伸びに繋がっていると分析できる

当期決算の総括

✔️クラウドコンサルティング(全体の売上高に占める割合:33.7%)

☞前期から微増で高成長には至らず。決算内容からすると次期(26年3月期)の大幅成長は無いと考えられる

✔️AIコンサルティング(全体の売上高に占める割合:7.46%)

☞売上高は対前年比+7%に伸びでいるが、利益は前年比で減少。次期も大幅な成長は期待できない?

✔️AIロボティクス・エンジニアリング

☞少子高齢化や人手不足の社会課題もあり、引き続き高成長が期待される

✔️モビリティ・オートメーション

☞自動車や船舶の自動車運転や電動化については、今後も技術革新に向け研究・開発は継続すると思われる。引き続き安定成長が期待できる

次期20263の経営成績の見通しについて

次期については大きな利益成長は見込めず

Screenshot

(引用:YouTube動画 IRTV Channel 2025年3月期 決算説明会

次期は、売上高については当期(25年3月期)比で+10%の伸びが予想されているが、営業利益は+3.5%、純利益は+0.9%と低成長が見込まれる

今回の決算を受けた自己の投資行動(メモ)

同社については、毎期10%超の利益成長が見込めると考えていた

時代のニーズ(AI、工場・自動車・船舶の自動化など)と同社が提供するサービスがマッチしていたことから、次期以降も高成長が期待できると考えていたからだ

決算説明動画では、次期の利益伸び率予想が+3%台となっており、想定以上に低かかったことから、一旦、全株売却して手元資金を増やすこととした

ただ、2025年10月には、関連会社で統合が予定されており、人材再配置など効率化等が図られる予定もあるため、引き続き同社の状況をチェックし、株価が再び割安な水準になることがあれば、再投資していきたい

本日は、豆蔵デジタルHDに対する投資記録(備忘メモ)でした

最後までお付き合いいただきありがとうございました!

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